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岐山高あれこれ

始まり

創設期

昭和32年入学者選抜から従来の小学区制が廃止され全県2区の大学区制となると、岐阜市内の受験熱は高まる一方となり岐阜市は格段の受験激戦区と化しました。

また、時代は科学万能のときを迎え、科学技術の振興と普及を進めない限り、他国の間に互していけない状況下にありました。まさに、科学技術者の養成を急務としていました。

ついに昭和32年11月2日に市連合育英会は市民5万人の署名を添えて、高校増設について請願陳情を行いました。その結果、翌年2月10日に県教委は県立高校増設を決定しました。

その趣旨は、物理・化学・数学を主とした「理工系を重視する男子中心の大学進学者養成高校」というものであり、同年4月8日に梅林中学校の仮校舎において開校される運びとなりました。

設置決定当初、入学学力検査等全てが長良高校の責任で行われました。そして、当時、県教委総務課勤務の笹之内亥三男先生が初代校長に就任されました。開校は総勢13名のエネルギーに満ちあふれた錚々たるスタッフを迎えて出発しました。

4月3日に梅林中学校の借用教室で第1回の職員会議が延々5時間にわたり開催され、建設的な意見が活発に交わされました。そして、理工系色の強い教育課程等が決定され現在の火曜日・木曜日の7時間目も設定されました。

昭和33年入学の第1期生202名は、4月8日に制服も校章もないままに梅林小学校講堂で入学式を迎えました。男子生徒数約150名女子生徒数約50名という構成比でした。

梅林中学校での仮校舎生活は7月4日まで続き、翌5日快晴のもと午前中かけて木造2階建て新校舎への移転作業を終了しました。しかし、運動場も未整備のままで草ぼうぼうの荒れ地を整地する職員・生徒の苦労は並大抵のものではありませんでした。

現在の本館は9月14日に完成しました。この校舎は廊下の北側に壁がない吹き抜けの「開放校舎」という特徴あるものでした。

第1期工事の完成とあわせて、11月8日に開校記念式典が青空のもとで行われました。

昭和36年に岐阜市公会堂で会場の都合から1日前の2月28日に卒業式が行われました。第1回卒業生は93名が四年生大学に進学し、進学率は約50%でした。現在のようにほぼ100%の進学率になったのは10年後の昭和45年度からです。

名称

「岐山」

「岐山」とは中国周王朝発祥の地名であり、文王がここに城郭を築いて外敵を防ぎ、周朝の基を開きました。

本校の校名は、これら気宇壮大な先人の天下統一の理想と深いつながりを有するものであり、勇々しく未来に向かって情熱的に進もうとする青少年の学舎にふさわしいものとして採用されました。

象徴

校旗と校歌

校旗は昭和37年に当時の美術の小木曽和夫先生がデザインされました。縦90cm横120cmの綾錦、紫紺地の中央に金色の校章が描かれ周囲には15cmの房がつけられた堂々たるものです。

創立当時から親しまれてきた校友歌に代わって新たに校歌が制定されたのも、昭和37年でした。作詞者は早稲田大学教授の紹介で土岐善麿氏に決定されました。当時生徒会顧問であり校友歌の作詞者でもあった山田勝弘先生が、直接上京して目黒の私邸まで訪問され依頼されました。土岐氏は快諾され、11月8日の創立記念式典に本校に訪れられ講演までして下さいました。校歌の作曲者は土岐氏が推薦された日本的作曲者の1人である渡辺浦人氏です。

動揺

工業高校化問題

昭和36年の第1期生最後の登校日後まもなく、各新聞朝刊報道は岐山高校関係者を混乱の極みに陥れました。それは「工業高に切り替え内定−岐山高新年度からまず4クラス」というものでした。育友会は、その日の午後1時から早速緊急役員会を開きました。

在校生の動揺は激しく、落ち着いて授業を受けるどころではなかったようです。速やかに、育友会関係者は県や市に陳情にでかけました。学校でも全校生徒による集会がもたれ次から次へ不平不満が飛び出しました。事態の進展にあわせて臨機応変に対応がとれるように生徒集会が連日続けられ、生徒達は夜遅くまで学校に残留しました。

2月15日午後2時から県知事などを含めて最終懇談がもたれ、「岐山高校の普通科高校としての存続」が決定されました。県知事の発声により”岐山高校万歳”を三唱しこの問題に終止符をうちました。

本校の工業化をくい止められたのは、当時の育友会、生徒、職員などの本校関係者の全員が本校の将来を思う強い気持ちをひとつにして関係機関に働きかけたからです。

特色

理数科設置

昭和42年「高等学校における理科・数学に関する学科の設置について」が、附属資料「理数科の基本的なあり方」を添えて答申されました。その答申には理数科のねらいとして”理科や数学に興味、能力をもつ生徒に対し事象を科学的に探求し、処理する能力や態度をより深く身につけさせる”と明記されています。それに基づき昭和43年度には全国で13県29校が設置されました。

岐阜県においても設置の機運が高まり、昭和44年度に開校理念に合致する本校に県下第1号として設置されました。当初は全県2学区制で、遠くは高山線沿線や、郡上、関、美濃方面の中学校からも入学生を迎え、多数の優秀な人材を輩出しました。

選抜方法も、理数科志願者は本校普通科を第2志望とすることができる優遇措置が認められていまし た。この制度は、学校群制度施工後消滅しましたが、昭和58年度学校群制度が廃止されるに及び復活しています。

理工系花形の時代の終わりと理数科単独選抜の時代を迎え、その歴史は停滞期に入った時期もありましたが、特色ある教育内容と時代の再要請で再び理数科は躍進しようとしています。

ところで理数科には卒業式直前の早朝からサッカーの試合をするという慣例行事がありました。この試合は理数科健児の意気高らかさを証明しようとするものです。さて、今はどうでしょうか。

済士館

食堂

創立当時は600名であった定員も昭和40年には1300名の多人数となり全ての施設が手狭になりました。特に体育授業及び部活動に支障をきたしている運動場の拡張は焦眉の課題でした。しかし、運動場拡張より優先されて武道場である済士館が昭和42年に完成しました。そして、2階建てである済士館下に食堂が設けられました。オープン当時の麺類は40円、カレーライスは60円で、学校施設としての食堂は珍しいものでしたが、その後、経営者の都合により閉鎖されてしまいました。

初代校長

笹之内亥三男先生を囲む会

本校も本館改築を目前にし、現在の校舎の姿は最後になろうかという時期を迎えました。そんな経緯もあって、本校創立時の初代校長であられる 笹之内亥三男先生を囲む会が1999年6月20日(日)に催されました。昼食をはさんでの会で創立期の恩師や卒業生30数名が参加されました。大変お元気な様子で懐かしそうに当時の想い出を語られました。

水族館

岐山高校ミニ水族館

北舎1階廊下に涼しげな水族館ができました。飼育されているものは「なまず」「めだか」「グッピー&ネオンテトラ」です。ユーモラスななまずの表情は生徒の人気を集めています。

最近は「うなぎ」「もくずがに」「鮎」「たなご」などの仲間が増えました。

植物

ハーブ

校内のあちらこちらにハーブの植え込みが設置されました。ハーブとは香りや風味を生活の中に利用することを目的として栽培される植物の総称で民間薬的な利用の仕方もされています。ラベンダー、コリアンダー、カモミール、バジル、セージ、ローズマリー、タイム、ペパーミント、チャービル、レモンバーム、ナスタチウムなど様々な種類があります。

旧本館棟・済士館取り壊し工事目前

旧本館棟(1960年建築完成)・済士館(1966年建築完成)お別れ会

旧本館棟・済士館の取り壊し工事を目前にし、「旧本館棟・済士館お別れ会」が2000年7月19日(水)4時間目に催されました。旧本館棟の周囲に在校生が集まり、生徒会長が別れの言葉を述べた後、吹奏楽部が校歌と「蛍の光」を演奏すると「感謝南舎・感銘済士館」の垂れ幕が下ろされました。

旧本館棟・済士館の名残を惜しむ会

2000年8月に入ると旧本館棟・済士館の取り壊し工事が始まります。40有余年我々と苦楽をともにしてきたこれらの施設を偲んで 旧本館棟・済士館の名残を惜しむ会が2000年7月23日(日)に催されました。午後3時からの開会となり、創立期の恩師や卒業生40名ほどが参加されました。創立期の恩師の先生の懐かしい昔話に参加者は、学生時代を思いおこしながら聞き入っていました。

平成12年度完成の新本館玄関壁画「時の断章−夢を織る人−」

高名な陶芸家 麻生秀穂先生 作 麻生先生から作品制作にあたって頂いた言葉

岐阜県立岐山高等学校壁画<時の断章>に寄せて

光と影 昼と夜 世界と反世界?…一瞬一瞬変化してやまない現実を隈なく描写することは困難なことですがその向こう側に見え隠れする動かぬ何かを求めて私達はそれぞれの仕方で心の中に時の断章を絵模様に織り続けます 夢見たこと想い描いたことを現実のものとして手に入れることが出来るのは人間にのみ与えられた不思議な力だと思います 平成12年6月吉日 麻生秀穂

平成13年度より海外研修スタート

オーストラリア(パース)語学研修&アメリカ(ニューヨーク・ワシントンD.C.)研修

オーストラリア研修の目的@ホームステイを通して、生きた英語力を身に付け、異文化理解に努める。Aオーストラリアの文化・歴史・科学・教育について学び、見聞を広めるとともに、今までとは異なる見地(価値観)から世界の事象が捉えられることを目指す。B英語文化圏における語学研修を受け、英語によるコミュニケーションを図る喜びを体験し、英語学習に対する意欲を更に高める。【実施時期:7月下旬〜8月初旬 宿泊地:ホームステイ】

アメリカ研修の目的@アメリカにおいて直接異文化に接し、見識を広げ、深める。A知的好奇心を喚起すべく、アメリカでの文化・歴史・科学・教育に触れ、視野を広めるとともに、国際的な視点からの物事の見方、考え方を実感する。B異なる言語を使用する環境の中で、コミュニケーションをとることの難しさと大切さを体験するとともに、困難を乗り切る喜びを体験する。【実施時期:3月初旬〜3月中旬 宿泊地:ホテル】

いずれの研修も希望者20名程度(2年生の生徒中心)により実施されます。時流に合わせて、岐山高校にも国際化の波が押し寄せてきています。オーストラリア研修が語学研修的性格が強いのに対して、アメリカ研修は各種の研修施設を見学する中でアメリカという異文化に触れることに重点が置かれています。

北舎4階各HRに扇風機設置

夏期休暇明けに小型の2台の扇風機設置

今年(平成13年度)の夏も暑かったです。その結果なんでしょうが、4階各HRに扇風機が設置されました。しかし、とても暑さをしのげるほどの能力はありません。特に4階は暑いため、4階のみに限定されたようです。

平成14年度に扇風機が2台から4台に増えました。

プロジェクトG(生徒の企画による課外授業)

プロジェクトGで岐阜県知事である梶原拓氏らを招く

2001年度から学校長自主プランなるものが始まりました。岐山高校では、このプランを生徒が自主的に立ち上げ企画・運営するというものとして位置付け、プロジェクトGという企画としてスタートさせました。真新しい試みであり、生徒の自主性が育ち、学校の特色が出せる素晴らしい企画にしていこうと計画してきました。11月14日には中部学院大短大部の吉川杉生助教授による「私達はなぜ演技するのか」というテーマで、12月18日には宇宙開発事業団(NASDA)から開発研究者松山浩子氏を招き「宇宙から地球を探る」というテーマで、1月22日には岐阜県知事である梶原拓氏を招き「21世紀の岐阜県を考える」というテーマで実施してきました。次回は岐阜大学の先生を招いて実施する予定です。これらは、課外授業という形態で放課後に実施されるものです。毎回、約100名の生徒が参加しています。

プロジェクトGその2(生徒の企画による課外授業)

岐阜大学工学部教授 大久保恒夫先生による課外授業

前述のプロジェクトGですが、本年度最終回の内容が実施されました。岐阜大学工学部教授の大久保恒夫先生の「コロイドと遊んで科学しよう!」です。2月4日(月)に実施され大盛況でした。

平成14年度高校入試−岐阜県公立高校で「学校特色化選抜」始まる

岐山高校普通科倍率7.83倍(282/32)、理数科倍率8.25倍(99/12)

県内の中学三年生の7割を越える17511人が出願し、公立高校志願者のほとんどが受験するという結果になりました。ちなみに岐阜高校(普通科)6.42倍、岐阜北高校(普通科)7.87倍、長良高校(普通科)7.48倍、加納高校(普通科)7.46倍という高倍率になっています。この「学校特色化選抜」では、普通科(単位制を除く)・理数科・英語科は居住する学区の他、隣接する学区の高校を受験することが可能になり、その他の学科は学区の指定はありません。選抜は調査書と面接、小論文、実技検査、学校独自問題の中から各高校が定めるものによって行われます。募集人員は普通科では定員の10〜20%、職業科では定員の10〜50%となっています。この制度の導入により、従来の「推薦入試」と「二次選抜」は廃止されました。また、調査書は、入学後に受験者本人の請求により情報提供されます。「一般選抜」については、従来は学力検査と調査書の得点ウェイトが50:50であったのが、30:70〜70:30の範囲で各高校が定めることが可能になりました。

平成14年度より「土曜講座」始まる

週休2日制に対応して

岐山高校では、週休2日制に対応して「土曜講座」と呼ばれる補習授業が開始されました。土曜日の午前中に70分〜90分授業が開講されています。

平成14年度より「県立高校農園クラブ設置事業」始まる

岐山高校ではブドウ(デラウェア)作り

岐山高校では「県立高校農園クラブ設置事業」の一環としてブドウ作りを始めました。ブドウ作りが盛んな岐阜市長良雄総や岐阜市長良志段見の地域農業を学ぼうと4月から同クラブの1、2年の有志24人が参加しています。農園は岐阜市上土居にあり、広さ約1300平方メートルの規模です。

卒業生作品が直木賞候補にあがる

2002年に18期生の奥田英朗氏の「イン・ザ・プール」

1997年の「ウランバーナの森」で小説家デビュー、1999年の「最悪」がベストセラーになった他、2001年の直木賞候補作「邪魔」で第4回大藪春彦賞を受賞されました。

英語で数学の授業を実施

平成14年6月28日にネパール人を講師に招く

県教育委員会が実践的な英語能力向上を図ろうと昨年度から実施している「イマージョン・プログラム」の一環で、英語を使って英語以外の授業を岐山高校が初めて行いました。講師は岐阜大学工学部大学院で土木工学を学ぶシャイレンドラ・アマティア氏で、理数科1年生80人が出席しました。

進路研究講座に参加

平成14年10月24日に大学教授陣を講師に招く

大学の講義を聴いて今後の大学進学の資料にしようと、名古屋地区の6国立・私立大学から9人の教授陣を招いて体験授業の進路研究講座が開催されました。1年生322人が参加しました。

出前授業を実施

平成14年10月31日に読売新聞記者を講師に招く

生徒の職業選択に役立てようと、読売新聞岐阜支局長を招いて「新聞記者という仕事」と題して講演が行われました。1、2年生80人が参加しました。尚、講師の近藤信幸氏は岐山高校の7期生でもあります。

旧「岐山高校同窓会館」の「NET同窓会」の内容

「岐山高校同窓会館」移転に伴い、旧「岐山高校同窓会館」「NET同窓会」の内容転載

平成14年11月18日にURL「http://gizan.yokochou.com/」に移転しました。それまでの「NET同窓会(最新50件)」の内容を旧「NET同窓会」に転載しました。建設的な意見や懐かしい話題の提供ありがとうございました。

英語に漬かって語学力を高めよう

平成15年1月30日にネパール人を講師に招く

県教育委員会が実践的な英語能力向上を図ろうと2001年から実施している「イマージョン・プログラム」の一環で、英語を使ってのネパールの地理や文化についての講義を受けました。講師は岐阜大学工学部大学院で土木工学を学ぶシャイレンドラ・アマティア氏で、普通科1年生80人が出席しました。

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定される

平成15年4月7日に指定通知あり

このプランは平成14年度に始まった文部科学省主催のもので、趣旨は、「科学技術、理科・数学教育を重点的に行う学校を研究開発学校(スーパーサイエンスハイスクール)として指定し、高等学校及び中高一貫校における理科・数学に重点を置いたカリキュラムの開発、大学や研究機関等との効果的な連携方策についての研究を推進し、将来有為な科学技術系人材の育成に資する」というものです。平成14年度指定校は26校、平成15年度指定校は26校で現在、合わせて52校が指定されています。平成15年度は、39都道府県72校から応募があり,26道県26校が指定されました。

その内容は、スーパーサイエンスハイスクールの取組として、「○学習指導要領によらない教育課程の編成実施等により、高等学校及び中高一貫校における理科・数学に重点を置いたカリキュラムの開発、○大学や研究機関等と連携し、生徒が大学で授業を受講、大学の教員や研究者が学校で授業を行うなど、関係機関等との連携方策の研究、○論理的思考力、創造性や独創性等を一層高めるための指導方法等の研究、○科学クラブ等の活動の充実、○トップクラスの研究者や技術者等との交流、先端技術との出会い、全国のスーパーサイエンスハイスクールの生徒相互の交流等」となっています。

岐山高校では…

学校設定科目「スーパーサイエンスT・U」の受講者を、理数科および普通科の生徒を対象に募集します。大学・研究機関の先生方を招いて、先端科学に関する講義や実験実習を受けることができ、履修者は通常の授業単位の他に、各1単位を増加単位として取得できます。

学校設定科目「理数特論T・U」を、理数科の生徒を対象に実施します。昨年度まで積み重ねてきた理数科の野外実習などを再編成して、系統的に学習します。コンピュータについて学ぶ「情報A」の代替科目として、授業時間内に実施します。

「サイエンス・スキルラボ」(実験実習基礎講座)を実施します。先端的な実験実習をスムーズに行うために、基礎的な知識や実験操作技術を身に付けます。

「スーパーサイエンス」「理数特論」などで触発された知的好奇心をさらに深めて研究する場として、自然科学系部活動を位置付け、活動の活性化を図ります。各種コンクールや研究発表など今まで以上に取り組みます。

年間予算最大2000万円を有効活用して、創造性・独創性に富んだ人材の育成に努めます。

「SSH」の諸活動に参加するには…

学校設定科目「スーパーサイエンス」の諸活動は、本年度「スーパーサイエンスT」を登録した生徒を対象に実施します。授業は主に土曜・日曜や長期休暇に実施し、その成果を自然科学系部活動において発展的に研究していきます。また「スーパーサイエンス記念講演」をはじめ、「先端科学講座」「サイエンス・スキルラボ」など、全校生徒が参加できる活動も用意し、ホームページ「岐阜県まるごと学園」を通して、県内外にもその成果を公開します。

平成15年度 スーパーサイエンスおよび理数特論の計画

スーパーサイエンスT「実験実習セミナー」スーパーサイエンスT「先端科学講座」サイエンス・スキルラボ理数特論T理数特論U自然科学系部活動
  「光学顕微鏡の使用法」   
「地震と人間生活」「遺伝 遺伝子 そしてゲノム」「電源装置等の使用法」
「質量の測定」
「校外研修T」「校外研修U」 
 「生活の中の陶磁器」「偏光顕微鏡の使用法」  「長良川水質検査」
「生活の中の関数・数列」「長良川と自然研究」「試薬の調整法」
「加熱の仕方」
「天体望遠鏡の使用法」
「野外実習」 「化学グランプリ」
「サイエンスキャンプ」
「植物バイオテクノロジー」「地図と幾何学」  「岐阜大学公開講座」「自然観察会」
 「材料の強さの話」「ミクロメーターの使用法」
「試薬の調整法2」
  「科学作品展出品」
10「太陽の恵みについて」「岐阜大学工学部出前授業」「中学校1日入学1」
「中学校1日入学2」
「校外研修T」「校外研修U」 
11 「細菌の世界」「色素について」「岐阜大学農学部出前授業」「岐阜大学農学部出前授業」「高文連研究発表交流会」
「長良川水質検査」
12「自然放射線とは何か」 「資源リサイクル」
「DNA鑑定予備実験」
 「理数科課題研究」 
「種子島・屋久島研修」   「名古屋大学博物館研修」 
      
「DNA鑑定」「サイエンスを学ぶ心構え」   「サイエンスキャンプ」

スーパーサイエンス記念講演会

平成15年5月7日に実施

スーパーサイエンスハイスクール構想に基づき、先端的な研究に取り組んでいる研究者の講話を聞きました。講師は、岐阜大学学長の黒木登志夫氏です。演題は「遺伝、遺伝子、ゲノム −君たちは何故親に似ているのか−」で、全校生徒が午後2時間ほど熱心に聞いていました。

講座内容の概要…君はお父さん似ですか、お母さん似ですか。なかにはどこかがおじいさん、おばあさんに似ている人もいるでしょう。似ているのは、遺伝しているからです。遺伝の仕組みは、今から138年前の1865年にメンデルが発見しました。そして、今からちょうど50年前の1953年4月、DNAの二重らせん構造が発見され、親から子へ正確に遺伝情報が伝えられるメカニズムも分かったのです。そして、今年4月には、ヒトDNA上の30億にも達する塩基配列(ゲノム)が解読されました。今回の講義では、遺伝と遺伝子、そしてゲノムを通して、生命科学の最前線を分かり易く紹介したいと思います。

校歌の配信及び歌詞掲載の中止決定

JASRACより回答あり(平成15年5月8日)

日本音楽著作権協会の回答…学校に関するHPの運営であっても、学校自身によるサイト以外のものについては、同窓会を含めて教育機関の取り扱いにはならない。作詞・作曲者ともにJASRACに権利を預けておられ、JASRACに申請して、使用料を支払えば利用可能となる。グループとしての利用については、使用料は次の通り。ダウンロード形式の場合=年間50000円(月額5000円)、ストリーム形式の場合=年間30000円(月額3000円)で10曲までの利用が可能となる。当然、音源の制作者及び演奏者の許諾は別に必要となる。

野外実習(理数科1年生 平成15年7月22日〜24日)

御嶽山登山、研修無事終了(岐阜県御嶽少年自然の家:益田郡小坂町落合)

今年度も理数科の野外実習が無事終了しました。飛水峡の甌穴群と厳立にも寄りますが、何と言っても最大のイベントは御嶽山登山です。あいにくの雨の中、皆元気に登山を終了しました。大変疲れますが、下山後の達成感は格別なものがあります。登頂者には岐阜県御嶽少年自然の家から「登山証明書」が発行されます。頂上付近では、高山植物の女王といわれるコマクサ(ケシ科)が見られます。ピンク色の花を咲かせる美しい植物です。細長い花冠の形が馬の顔に似ていることからコマクサと命名されました。休憩場所、到着時刻および高度は下記の通りです。

場所時刻高度(m)
自然の家07:001708
仙人橋07:401880
湯ノ花峠08:252070
のぞき岩09:052250
お助け水09:452430
ジグザグ10:302750
飛騨山頂11:302810

この野外実習は、過去においては「蛭ヶ野高原」、「琵琶湖」、「鳥羽水族館」で実施されてきました。

2003年度(平成15年度)で取り壊される体育館

この体育館での最後の文化祭が本日(9月4日)終了しました

現在の体育館は平成16年1月で取り壊し工事が開始されます。この体育館での最後の文化祭が終了しました。今後の大きな体育館行事は外部施設を借用して実施される予定です。この体育館での最後の大きな行事でした。この体育館の写真はここで見られます。体育館拡大に伴いプールは8月に取り壊されました。

旧NET同窓会の引越

現在のNET同窓会にありました「旧NET同窓会」をこちらに引っ越しました。

現在のNET同窓会の前のNET同窓会はここで閲覧できます。

開校記念行事とは

毎年、10月〜11月の頃に開校記念行事が行われますが…

昭和35年度に予定の第3期工事は11月中に完了し、全工事の竣工式を挙行しました。来賓、招待者、元知事武藤嘉門氏を含め150名の規模の参加者で校庭で行われました。この日、開校記念式が挙行された11月8日を開校記念日と定めました。

開校記念式は昭和33年度、11月8日に行われました。第1期工事の完工とともに、開校を祝う記念式でした。式場は玄関前の中庭、来賓招待者81名の参加者でした。式後の午後に校内体育大会が行われました。尚、当時のグランドの状況は、バレーコート、テニスコート、陸上100mコースのみ整地され、あとは草ぼうぼうでした。

今では、この開校記念日を意識して、開校記念行事が10月終わりから11月初旬の1日で行われています。市民会館等へ出かけ、「劇鑑賞・音楽鑑賞・古典鑑賞」を3年ローテーションで行うという企画になっています。

敷地内全面禁煙

2004年1月1日〜

岐山高校は、今年から敷地内全面禁煙となります。2003年5月の健康増進法施行に合わせた全国的な禁煙運動の一環です。勿論、随分前から「完全分煙」体制でした。

体育館お別れ会

2004年1月16日第7限目に実施(1、2年生が参加)

永年、部活動・学校行事・体育の授業等に利用されてきた体育館が2004年1月に取り壊されます。そこで、生徒会企画として「体育館お別れ会」が行われました。その様子がこちらで見られます。

百々ヶ峰について(2004年1月27日 中日新聞から)

本当の百々ヶ峰は何処?

現在、百々ヶ峰と呼ばれている山の東隣の山には地形図では名前がありません。しかし、この山は417mで岐阜市で最も高い山だそうです。今、百々ヶ峰と呼ばれている山は341mです。そこで、岐阜市は国土地理院に417mの山に百々ヶ峰という名前を付けることを申請しています。江戸時代の地図によると、417mの山が百々ヶ峰と記載されていることが判明したからです。じゃあ、今の百々ヶ峰はどういった名前になるのでしょうか?「真福寺山」の名前を当てることが検討されているようです。

ルーズソックス禁止

2004年2月9日〜

いよいよ岐山高校においても、ルーズソックスが禁止となります。「いつでも、どこでも、誰にでも通用する」服装で学校生活を送ることを旨とする服装規定の内容からくる改訂です。しかし、ルーズソックスの流行期間も長いもので、1995年頃から女子高生の間で普及し始めたようです。

スーパーサイエンスハイスクール先端科学講座開催

ノーベル物理学賞受賞の小柴昌俊先生の講座 2004年3月3日 於:国際会議場

ノーベル物理学賞受賞で有名な小柴昌俊先生を招いて、先端科学講座が開催されました。体育館改築のため国際会議場が会場となり、各務原高校の生徒や保護者を招いての講座となりました。「科学の楽しみ ニュートリノ天文学の誕生」という演題でした。以下に講演趣旨を掲載します。

天文学は天体からの信号をその到来方向と到来時刻を観測することによって成立する。ケプラーの代表されるこのような観測の集積が後に万有引力とニュートン力学に結実し、太陽を廻る惑星の運動のみかすべての物体の運動を見事に説明することができた。しかし、これらの天体の温度とか組成とか物理学的性質を知るためにはその天体からの信号の方向と時刻だけでなくさらにエネルギースペクトルを知る必要がある。岐阜県神岡鉱山内地下1000mに設置された実験カミオカンデは、このような観測を太陽からのニュートリノに行ったのでニュートリノ天体物理学は日本で産み出されたものと認められている。この実験は超新星爆発時のニュートリノをとらまえることも出来たし、またニュートリノの質量に関しても新しい知見を与えた。現在神岡に於いてはカミオカンデの後継であるスーパーカミオカンデのみならず3代目のカムランドもよい結果をすでに発表しており神岡は世界のニュートリノ研究のメッカとも言われている。アメリカの物理学者だけでも130人以上が参加しており、新しい東海村の大強度加速器からのニュートリノビームを神岡に送る実験が始まればヨーロッパからも数十人の学者が参加することが予定されている。講演ではこれらのこと以外に今後の発展もあわせて語りたい。

スーパーサイエンス記念講演

東京大学宇宙線研究所所長神岡宇宙素粒子研究施設(スーパーカミオカンデ)施設長の鈴木洋一郎教授の講座 2004年5月24日 於:国際会議場

演題「ニュートリノで見る宇宙」…新しい宇宙を見る目であるニュートリノは、天体・宇宙を探る手段のみでなく、素粒子の謎を追究する手段です。宇宙と素粒子の架け橋であるニュートリノに関する講演です。

平成16年度修学旅行に国際化の波が〜韓国への修学旅行スタート〜

A団が6月22日(火)〜6月25日(金) B団が6月23日(水)〜6月26日(土)

いよいよ岐山高校の修学旅行も外国へ向かうことになりました。OBの多くは広島・萩方面の修学旅行を体験されているのではないでしょうか。この後、九州方面(阿蘇&長崎&ハウステンボスなど)を経て、北海道方面(札幌&小樽&函館&富良野など)へと行き先を変えてきました。そしていよいよ韓国です。以下に主な行程を掲げておきます。

1日目名古屋空港→仁川空港→ソウル市内クラス別研修 「民族村」観光→春川市[泊]
2日目春川市内班別研修 「アニメーション博物館」「昭陽ダム」「国立春川博物館」などの観光→鳳儀高校との交流→ソウル[泊]
3日目ソウル市内班別研修(現地ガイド付き)→古典舞踊鑑賞 ソウル[泊]
4日目ソウル市内クラス別研修 「南山公園」「統一展望台」観光→仁川空港→名古屋空港

以下は学校間交流の内容です。

学校間交流主な内容
歓迎式花束贈呈(両校の生徒代表が相手高校の学校長へ)→鳳儀高校学校長挨拶→岐山高校学校長挨拶→学校間で記念品交換
文化公演鳳儀高校生徒のダンス公演、ボーカル公演、旗手団公演、チアリーダー公演
昼食生徒食堂で昼食
交流試合サッカーとソフトテニス女子の交流試合及び観戦
閉会式鳳儀高校と岐山高校のブラスバンド演奏及び合同演奏→校歌を交換演奏→岐山高校学校長別れの挨拶
写真撮影両校揃っての記念写真撮影

食事は、タッカルビ・カルビ焼き肉・海鮮鍋・石焼きビビンバなどでさすが韓国料理です。ちなみに100ウォン=10円で物価は日本より安いようです。

全員が無事日本へ帰着しました。相当な疲れを伴って感激の日本です。「やっぱ日本がいい!」と思ったのは私だけでしょうか?この修学旅行の様子を初めての外国(韓国)への修学旅行特集に掲載しました。

ちょっとためになる韓国豆知識

●韓国に限らず外国では国内の携帯電話は使用できません。また、電源を入れっぱなしにしておくと電池の消耗が早くなります(圏外で電波を探そうとするため余計な負荷がかかる)。電源を切っておいても電池の消耗は早くなりますが、電源を入れっぱなしの状態よりは随分異なります。岐阜の解散地に着いたとき私の携帯電話は完全に電池がなくなりました(^^;)。皆さん、気をつけて下さい。

●韓国では教育水準が高く、大学入試は日本以上の厳しさです。教育制度は日本と同じの6・3・3・4制です。

●韓国の姓には300余りがありますが、多くは金、李、朴、趙などで女性は結婚後も姓を変えません。

●韓国の主食は白ご飯で、おかずはチゲ、スープ、キムチ、ナムルなどがあります。スプーンと箸(ステンレス製)がセットで用意され、ご飯とスープはスプーンで食べます。味付けの中心はトウガラシとニンニクです。

●韓国の住居の特徴はオンドルと呼ばれる床暖房です。台所や戸外にある焚き口で燃料を燃やすと熱が煙道から床下を通って部屋全体を暖める仕組みになっています。冬は暖かく夏は涼しく健康的な工夫がなされた仕組みです。

●タクシーは通常のタクシーと割高ですが安心できる「模範」あるいは「DELUXE」と書かれた黒塗りのタクシーがあります。

●韓国に旅行に行ったらお勧めなのがメガネのショッピングです。ショーウィンドウの中にはところせましとメガネが並び、これだけあればお気に入りのスタイルが見つかります。 高級ブランドのメガネももたくさん揃っていて、メガネもブランド志向という人にもお勧めです。でもほとんどのお客さんのお目当てはやっぱり、エッ!?と目を疑うほど安い韓国メガネ。 値段が安いからといって、韓国製のメガネが品質やデザインで劣っているわけではありません。韓国のメガネは世界でも上位を争うほど、流行に敏感で、品質も良いと言われています。

●韓国の自動車メーカーは、ヒュンダイ(現代)を筆頭に、デーウ(大宇)、キア(起亜)、サンヤン(双龍)が古くからあり、これに日産から技術供与を受けたサムソン(三星)が加わって、年間300万台に達する生産台数を確保するようになっていました。三菱と密接な関係にあったヒュンダイはダイムラー・クライスラーから出資を受けるようになるとともに、マツダ=フォード系だったキア自動車を傘下に入れました。デーウはGMの傘下に入ってGMデーウとなり、サムソンもルノーの傘下に入ってルノー・サムソンになって現在に至っています。大半が欧米メーカーと関係を持つようになったのが現在の韓国自動車メーカーです。どおりで日本や欧米の車に似ている訳です。

遂にやった!卒業生作品が直木賞受賞!(2004/07/15)

18期生の奥田英朗氏の「空中ブランコ」

第131回芥川賞・直木賞の選考会において18期生の奥田英朗氏の「空中ブランコ」が直木賞を受賞しました。奥田氏は高校卒業後、単身東京に出られ、コピーライターなどの仕事を経て、1997年の「ウランバーナの森」で小説家デビュー。1999年の「最悪」がベストセラーになった他、過去何度も直木賞候補作品(「邪魔」、「イン・ザ・プール」、「マドンナ」)を執筆してこられました。

直木賞:直木三十五の名を記念して文芸春秋社が昭和10年に創設。大衆文学の優秀作品に年2回授賞される、文学の世界では最も権威ある賞のひとつ。

独学ガラス作品が国際芸術祭で授賞(2004年7月)

7期生のガラス工芸家 藤井義昭氏のガラス絵「ブロンド」

藤井氏は約5年前、名古屋市のホテルで砂をガラスの表面に吹き付けて削るサンドブラストのガラスアートを鑑賞され、その魅力を感じて、独学で腕を磨いて工房も構えられました。今回は個展を鑑賞した芸術祭関係者から要請を受けて出品。ガラス絵「ブロンド」でカンヌ国際芸術祭「コートダジュール国際芸術賞」(2004/7/8.9.10)、アヴィニョン百芸祭「アヴィニョン大礼賛賞」(2004/7/20.21.22)の2つの賞を受賞されました。

35期生の落語家登場!

35期生の落語家「柳家右太楼(うたろう)」こと中島康貴氏が平成16年7月に“二ツ目”に昇進!

35期生の落語家「柳家右太楼(うたろう)」こと中島康貴氏が平成16年7月に“二ツ目”に昇進されました。中島氏は平成7年に岐山高校を卒業され、平成12年11月に3代目柳家権太楼に入門、前座名は「さん太」でした。平成13年1月に池袋演芸場にて初高座に上がられました。そして、2005年2月1日に岐山高校を訪問されました。校長室にて元気そうなお姿でした。

落語界では、師匠のところに入門すると先ず「前座」という地位を与えられます。その前座の期間は、“見習い期間”であり、寄席のオープニングアクトとして高座に上がったりしながら修行します。そして、入門から約5年でほとんどの人が前座から「二ツ目」に昇進します。こうなるともう立派な落語家の誕生です。そこで更なる研鑽を積むと約10年で「真打」に昇進します。真打に昇進するには、試験(ネタ披露)や協会のお偉いさんのお墨付きが必要となります。ちなみに寄席の舞台を高座(こうざ)と呼びます。語源は寺院、説教所で説教師 が着く「講座」にあり、聴衆のいる平座より高く設けられたところから「高座」と書くようになりました。

国際会議場での卒業式(平成15年度&平成16年度)

体育館完成までの卒業式(第44期生&第45期生)

平成16年1月に体育館取り壊し工事が始まって、早くも1年間が過ぎました。この2年間は卒業式が国際会議場で挙行されました。設備の整った会場でもあり、高校生活1番の儀式的行事を行うには最適の場での卒業式でした。

新体育館竣工式

平成17年5月11日(水)に来賓を招いて挙行

2005年3月30日から正式に利用が開始となった新体育館の竣工式が、20数名の来賓を招いて挙行されました。この様子を写真で見る新体育館竣工式に掲載しました。生徒たちは授業無しで昼頃放課となりました。のんびりとした1日を過ごしたことでしょう。

スーパーサイエンス記念講演会

平成17年5月13日(金)に京都大学霊長類研究所 松沢哲郎教授を招いて実施

国際会議場において、「進化の隣人 ヒトとチンパンジー」という演題で講演会が実施されました。以下、講演内容の概要です。…ヒトの言葉や数を理解し、コンピュータを使うチンパンジー・アイちゃん。ついに500万年前までは同じひとつの生き物であったヒトとチンパンジーに、共通するもの・違っていることは何でしょう。アイちゃんに2000年4月、息子・アユム君が生まれ、アユム君と同い年の二人の女の子や研究所の仲間たちの間で、知識や技術の伝播はどんなふうに行われているのでしょう。私たちの「進化の隣人」チンパンジーの心と認識の世界を紹介していただき、人類の「心の進化」の起源に迫りましょう。

ノーチャイムの試み

平成17年6月6日(月)より、“ノーチャイム”が本格実施される

生徒が学習に向かう自主的・自律的姿勢を育てるという目的で、5月23日〜27日の試行期間を経て、本格的に導入されました。

SSH研究発表会

平成17年11月4日(金)約100名の来校者を迎えて実施される

平成15年度に文部科学省の“スーパーサイエンスハイスクール”に指定されて、3年間が過ぎようとしています。この研究発表会は、そんな活動内容を来校者に披露する機会となりました。内容は、以下のようなものでした。
12:00〜13:00 展示発表
12:30〜13:00 受付
13:00〜13:10 開会行事
13:10〜13:30 全体概要説明(研究課題の説明、実践内容の説明)
13:30〜14:00 代表生徒発表
14:00〜14:15 休憩
14:15〜15:15 記念講演「理数教育の今日的課題 −国際共同調査等の結果から−」星槎大学教授・国立教育政策研究所名誉所員 下野 洋 氏
15:15〜15:25 休憩
15:25〜16:10 研究協議(事業評価の説明、質疑応答)
16:10〜16:20 閉会行事

岐山高校敷地内のあちらこちらに素敵な絵と詩が登場

平成17年11月9日(水)〜(作業時間4日間で延べ15時間)

詩人で洋画家の吉田由香さんが、本校の建造物の壁面に楽しく、心温まるペイントをして頂いております。先ずはパン売り場から始まって、本館西側の自転車置き場の壁面にも…。とっても素敵ですよ!見てるだけで“ハッピー!”になれます。このペイントの写真はここで見られます。

吉田由香さんのプロフィール−2年前(平成16年)に詩や洋画の創作を始める。精力的に創作活動に取り組み、第5回国際芸術院展愛知県教育委員会賞などさまざまな賞を受賞。岐阜市立図書館の児童室でのペイントを手掛けるなど、活動の場も広がっている。

平成18年度−スーパーサイエンスハイスクールに5年間の継続指定

岐山高校は、平成15年度にスーパーサイエンスハイスクールに3年間の指定を受けました。そして、平成18年度にさらに継続的に5年間の指定を受けました。

前回の研究開発課題は「創造性や独創性に富んだ科学技術系人材を育成するための大学・研究機関等との連携を生かした理数系教育の研究開発」でしたが、今回の研究開発課題は「国際性豊かな科学技術系人材としての資質を育むための理数系教育環境の構築」となっており、理数科各学年2クラスが主たる実施対象です。以下が大まかな事業計画です。
理数科対象(1・2年時)…「サイエンスゼミ」科学や科学技術系の題材を用いての論理的な思考力、読解力や表現力の育成
理数科対象(1年時)…「スーパーサイエンスT」大学等の高度な実験・実習や講義を通しての興味・関心の増進、校内外での研修を通した科学の方法の習得、スーパーサイエンスUの知的基盤の構築のための講義や実験・実習
理数科対象(2年時)…「スーパーサイエンスU」大学等と継続的な連携による主体的且つ科学的に探求する能力と態度の育成
理数科対象(3年時)…「サイエンスリサーチ」課題研究やスーパーサイエンスUの研究成果の科学系コンテストへの応募、スーパーサイエンスUの成果と関係する学会等への積極的な参加、大学等と継続的な連携による主体的且つ科学的に探求する能力と態度の育成
全校対象(1〜3年時)…「スペシャルサイエンス」@サイエンスフォーラム(科学講演など)、Aサイエンススタディ(サイエンスキャンプ参加など)、Bサイエンスコンクール(校内小論文コンペティションなど)

全普通教室に冷房設備が設置される−平成18年度

遂に涼しい環境のもとで夏季の授業を受けられるようになりました

今年の夏も猛暑ですが、今年度より全普通教室に冷房設備が設置されたおかげで、快適な環境のもとで授業を受けられるようになりました。体育の後の授業などには特に効果大です。当初、設定温度は28℃でしたが、冷房効果が低いという理由で、27℃に設定され直しました。

普通科・理数科共に45分×7限授業実施−平成19年度

やすらぎの時間8:25〜8:30 SHR8:30〜8:35 朝テスト8:35〜8:50 @限8:55〜 F限終了15:50(15:45)

上記変更に伴い、朝テストが毎日実施(従来の国数英+理社・英語α・読解力など)されるようになりました。また、“ノーチャイム”の実施が幕を閉じ、再びチャイムが導入されました。他に“月例テスト”も導入されました。大きな変革の実施です。

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